インターンの一番の魅力は、「ホンキの大人に出会えること」

インターンの一番の魅力は、「ホンキの大人に出会えること」
プロフィール
鈴木凌 宮城教育大学 教育学部 初等教育教員養成課程 2年(当時)
受入企業
一般社団法人ワカツク
企業HP
http://www.wakatsuku.jp/
プロジェクト概要
http://www.project-index.jp/intern/6784
鈴木凌_profile
名前 鈴木凌
学校 宮城教育大学 教育学部 初等教育教員養成課程 2年(当時)
受入企業 一般社団法人ワカツク

インターン先、取り組んだプロジェクトについて

ワカツクがひとつのインターンシップをつくるために行っている対学生、対企業のアプローチのうち、対企業側の仕事、具体的にはインターンシップ受け入れ先企業の営業・開拓を行いました。
電話やHPの問い合わせ、交流会など、様々な方法で企業へのアプローチを行ってアポイントを頂き、ヒアリングで企業の魅力を知る、
また課題やお悩み、インターンがはまりそうな新しい取り組みなどをつかんで、出た情報をもとに6ヶ月のインターンシッププロジェクトを提案する、という一連の流れを行っていました。
最終的な目標は「インターンシップの受け入れ先を2社確保すること」でした。

インターンをすることになったキッカケ、理由

大学2年生の時、バイトをしたり、海外に一人でバックパッカーに行ったり、またイベントの企画などもやったりしていましたが、目標ややるべきことがとても抽象的で、ハリのない毎日を送っていました。
何かおもしろいことをしたいなと思い、ネットで検索したところワカツクを見つけました。「何だこれは!?」と衝撃を受け、ここでインターンをすることに決めました。

インターン中、ぶつかった壁

インターン中3つの壁に直面しました。

第一の壁「迷いの壁」

完全にスタートダッシュに失敗しました。大学、バイト、インターンを掛け持ちしており、インターンに時間を割くどころか寝る時間もないような状態でした。

第二の壁「不安の壁」

テレアポが怖い。
イベントなどで名刺交換してもなかなかインターンにつながりそうな経営者に出会えない。
ヒアリングにいっても次の訪問や提案の段階にたどりつけない。
そもそもその段階にいくまでには特別なスキルなど必要なのではないか。
自分はインターンでワカツクに貢献できているのか。
成約2社なんて不可能なんじゃないか、などなど、悩みました。

第三の壁「能力の壁」

第二の壁を乗り越えると、自分の中でもだんだんコツがつかめてきたのか、アポがおもしろいようにとれるようになりました。ヒアリングが1日に3件という日があったり、成約見込みの企業も出てきたりしました。
ただその反面、毎日ヒアリングが入っているため、ヒアリング後の議事録作成などのタスクがどんどんたまっていったり、提案書作成に取り組むときもなかなか集中して取り組むことができなくなったりしました。
すべてが中途半端になってしまい、ついには無理なスケジュールのせいで体調を崩してしまいました。

どのように壁を乗り越えたのか

「迷いの壁」:
自分と向き合って、「自分が一番頑張ると決めたことは何か」「そのためにどうする必要があるか」をもう一度考え直し、インターンをする上での身の回りの環境を整えることから始めました。
最優先はインターンの時間を確保するということで、大学を休学し、バイトの時間も減らしました。
休学したことで、時間が増えたのはもちろんですが気持ちも充実しましたし、仕事が進むのはもちろんどんどんインターンに自分がのめりこんでいることに気づきました。

「不安の壁」:
インターン生という特殊なポジションだからこその強みを考えました。
フットワークが軽く仕事が限定されていることで身軽に動けること、
学生という特殊なポジションであることで、交流会などで敷居が低くなること、
周りを巻き込みやすいこと、など、戦える武器があるじゃないか!と気づきました。
そこで、「誰よりもイベントに参加して人に会うこと」「誰よりもヒアリングに行くこと」「インターンにつながるかどうかではなく人対人の関係を大事にすること」を心に決めました。

「能力の壁」:
あるときに疲れで今度は大事なミーティングに欠席してしまい、「今回は社内での出来事だったからよかったけど、これが先方との大事なミーティングだったらどうなっていたと思う?」「目標達成のために焦るのはわかるけど、それで体調を崩したら意味がない。チームなんだからもっと周りを頼って仕事をしよう」と言われました。
この経験から、インターンは壁にぶつかったときこそ周囲を巻き込んでいくことが大事なんだ、と改めて気づきました。
周囲に頼りながら目標達成を目指そう!と思い、試行錯誤しながら進んでいくことができるようになりました。

インターンで何を達成したのか

8か月のインターン期間で、インターン受入先2社確保という目標を達成することができました。
細かく数字で見ていくと約4か月の間に34回の交流会・セミナーに参加するなど、社員の方がひくくらい外には出ていました。また20社へのヒアリングを行い、コーディネーターの中でも期間中のヒアリングの数は一番でした。
得たものとしては自分の強みを知って磨いたり、自分なりのコツをつかむことができました。具体的には外に出るための行動力やアポイントを取るコツ、上手に周囲を頼ることなどが挙げられます。
また、将来のビジョンもぼんやりと見えてきました。ワカツクのインターンの後に他の団体でも活動させてもらって、自分のやりたいことが次のアクションにつながっていったことも大きかったと思います。

サイトを見ている学生へのメッセージ

毎日平凡な大学生活を送っていて「このままの自分で将来、大丈夫なのだろうか」とふと不安になることがありませんか?

バイトやボランティア、部活、サークル…どれも素敵なことですが、このインターンには他の物にはない魅力があります。

それは「本気のオトナ」に出会えること。
仙台の魅力的な企業の経営者の右腕として、いち学生であるあなたが仕事をする。このインターンの成功のためにはあなたの本気も必要ですが、経営者の本気も必要になります。
あなたの学生生活で本気のオトナと活動する場面はありますか?
本気のオトナとぶつかり合うことには、すごくパワーが必要ですがその分得られる物も大学規模のものではありません。

インターンをしていて勿論辛いこと、苦しいことは沢山あります。でもふと周りを見渡してみたとき、あるいは自分と向き合った時に、インターン前に比べて格段に成長している自分に気づくことができます。
インターンを終えた後の学生生活は授業の受け方ひとつにしても変わってきます。中には自分でなんらかの活動を始めるインターンOBもいます。このインターンひとつで、自分の中の基準が変わります。
少しでもワクワクしてしまったあなた、インターン始めてみませんか?

佐々木 康介(インターンシップコーディネーター)

プロジェクト概要

佐々木 康介